2016.01.13 Wednesday

2016年 1月 早や半月が過ぎました。
毎朝のミーティングでも 30周年の節目の緊張感で議題が溢れています。

銀座から鎌倉へと社屋を移転して 8年目です。
鶴岡八幡宮のふところで、その昔大蔵幕府の中心地だったという場所です。
ここ雪の下は通称学者村で、著名な文化人に人気のようです。

ギャラリー併設の古民家出版社は、総勢5人(非常勤含み)。
ギャラリーという入り口は思いもかけない外の空気を運んでくれます。
これは銀座時代には考えもつかないことでした。

例えば 「ふらっとギャラリーに入ったら 奥に本がいっぱいあって 鎌倉散策に楽しみが増えた」と その後はご家族でお茶1杯の休息に立ち寄られ「子どもの学校の100年史をお願いできますか?」と ありがたい記念史の仕事が飛び込んだり…。

また地元の子どものチーム「サッカー頼朝50年史」を編集したり…。
自分史、記念史、作品集も大歓迎です。

思えば、編集という黒子の仕事について、亀の歩みながら半世紀。
今では、飛び込んで見えた人の溢れる想いに、耳を傾けて整理しながら、目に見えない尊い体験の世界を「本」という形にするお手伝いをしたり、いつの間にか体得した多様な編集の切り口をアウトプットする喜びを頂いてます。

小鳥の声や緑深い風景の中、この編集室はユートピアです。
東京人から「鎌倉時間」と笑われますが、お約束した時間はきちんと守りますからご安心ください。



 

posted by: ginsuzu1 | 銀の鈴編集室日記 | 10:34 | comments(0) | - |

2016.01.13 Wednesday

2016年2月末 刊行予定でフィニッシュの編集中です。

著者 松浦明氏は 曽祖父の生涯をなぞりながら、ときに感無量、ときにあまりの体当たり目一杯の人生模様に圧倒されてため息の連続。
膨大な足跡の中から、ジュニアにもこれだけは伝えたいという思いで、ていねいにほとんどが書き下ろし原稿です。

明治魂とはよく言ったもので、一人の人間に 健康と才能と情熱と時代の要請、責任感が重なった時これほどの快挙がなせるのだと、大きな業績を実感します。
江戸から明治の初期 開国により西洋文明の遅れに気づいた知識人たちの気迫は、想像を絶するレベルです。
東北訛りの田中博士は、政府から要請される矢継ぎ早な数々の国際会議に出席、その数はなんと68回に及びます。
「地球を2度駆け巡る第2の月」と称されたのもうなずけます。
キューリー夫人やアインシュタインとも同席しました。
シベリア鉄道をコトコトと何日もかけて、車中が書斎のような状況です。
交通手段や言語の普及など、便利な今の研究環境から考えると、不可能という言葉が許されない感じです。

今、放送中の朝の連続ドラマ「あさがきた」と同時代を駆け抜けた人です。
その人たちの共通の精神、愛国心は一様に本気、体当たり、情熱の火花を伝えてくれます。
現代という平和な時代 その礎石を造ってくれた人々の想いを子どもたちに伝えたいと思います。

編集長 柴崎俊子

posted by: ginsuzu1 | 銀の鈴編集室日記 | 09:50 | comments(0) | - |

2015.10.07 Wednesday

うれしいニュース

ノーベル賞 日本人2人。梶田隆章氏と大村智氏。
大村さんは『祖母のことば 人の役にたつこと・・・』を 念頭にされたとの謙虚なおことばでした。

岐路に立つ時 ことばの指針がどれほど力になるか 私はそのことを思わずにおれません。
ひとりひとりが 心に 杖になることばをもつことの大切さを 編集の仕事の柱にして過ごしています。
とくに 十代の心に宿ったことばは しっかり根付く と信じています。

ひとつのことばに出会う場となる 出版の仕事を通しての私の「念」です。

こんな小さな国が ノーベル賞受賞者数 第2位ということもうれしいニュースでした。
 

posted by: ginsuzu1 | 銀の鈴編集室日記 | 14:16 | comments(0) | - |

2015.10.04 Sunday


春から進行中だった400ページの本『花巻が育んだ救世軍の母 山室機恵子の生涯 宮沢賢治に通底する生き方』を 9月末 刊行しました。
入院生活のなかで 壮絶な癌と闘いながら 著者は華奢な身体に輝く眼で 赤い色鉛筆の校正に明け暮れて・・・・・  伴走する私は 不思議なエネルギーを頂きながら・・・そして「もう これで大丈夫 あと本の形になるのは おまかせします」はじめての 震える声でした。2日後 訃報に接しました。
燃え尽きる命 そのあとに しっかりと立ち上がった分厚い本。
編集者の宿命かと合掌しました。


 

posted by: ginsuzu1 | 銀の鈴編集室日記 | 19:56 | comments(0) | - |

2015.04.06 Monday

桜満開の喜びもあっという間 入学式の時期になりました。

今年も 暮れから仕込み始めた本のカタログができました。
いつもがんばって4万部を全国の図書館や書店を中心に配布しています。

終戦から70年、節目の年に平和を祈る本の特集記事ではじまります。

桜といえば 先日 鎌倉市の管理下にある鎌倉山『扇湖山荘』の大きなしだれざくらを堪能しました。
私は しだれ梅 しだれ桜 しだれやなぎなど ふわーっと見上げる姿が好きです。風に身をまかせてゆれるすがた・・・

部屋から見る源氏山の「山笑う」表情に元気をもらって 残りの山桜や大島桜の余韻をたのしんでいます。

そういえば先日出版した『小さな幸せ-こぼれんめ-』がNHKの朝いちばんで紹介されたとの電話で注文をいただきました。
平凡な日々のなかのちいさなひとこまに想いをよせて美しいことばで織り込まれていくエッセイです。
このようにていねいに今日を過ごしていきます。とのお電話でした。
いい本を世に出す喜びを 今日も胸に 感謝です。

柴崎俊子

posted by: | 銀の鈴編集室日記 | 12:06 | - | - |

2014.02.23 Sunday

鎌倉 佐助稲荷への道沿いに 雪をとなりに つくしがひょろひょろせいのびしていました。
気象庁記録の大雪の残る寒い中 春はもうそこまできているとわくわくします。

青空に誘われ グー散歩を兼ねて 近くの絵本画家長野家に 依頼の校正刷りを届けます。
内田りんたろう詩集『まぜごはん』です。

たけのこごはんが大好きとか。ことばの魅力を縦横に詠った詩集です。 

posted by: | 銀の鈴編集室日記 | 12:44 | - | - |

2014.02.23 Sunday

鎌倉 佐助稲荷への道沿いに 雪をとなりに つくしがひょろひょろせいのびしていました。
気象庁記録の大雪の残る寒い中 春はもうそこまできているとわくわくします。

青空に誘われ グー散歩を兼ねて 近くの絵本画家長野家に 依頼の校正刷りを届けます。
内田りんたろう詩集『まぜごはん』です。

たけのこごはんが大好きとか。ことばの魅力を縦横に詠った詩集です。 

posted by: | 銀の鈴編集室日記 | 12:44 | - | - |

2013.12.04 Wednesday

12月3日 なつかしの西荻下車。
100周年を迎える母校 東京女子大学に出版の分野での参加を申し出る。
生来 あれこれ考えるより 走りながら考えるタイプで ひとつチャレンジを と踏み出す。
せっかく昨年 編集者として表彰され ここで もてる経験を思う存分だしきってみようと。

どうなることやら 相手様の手に万事委ねて のんびり美しいキャンパスを散策。
足元に ばらの花の形をした木の実がコロッと落ちてくる。見上げると ハイジの本の挿絵にあるおおきなおおきなモミの木。
前庭の芝生も白亜のチャペルも 55年前と変わらずほっとする。
さすがに 学園の奥は 林だった緑のゾーンに 近代建築が美しく並んで 規模の大きな変化を実感する。
感無量の一日でした。 

posted by: | 銀の鈴編集室日記 | 09:05 | - | - |

2013.12.04 Wednesday

12月3日 なつかしの西荻下車。
100周年を迎える母校 東京女子大学に出版の分野での参加を申し出る。
生来 あれこれ考えるより 走りながら考えるタイプで ひとつチャレンジを と踏み出す。
せっかく昨年 編集者として表彰され ここで もてる経験を思う存分だしきってみようと。

どうなることやら 相手様の手に万事委ねて のんびり美しいキャンパスを散策。
足元に ばらの花の形をした木の実がコロッと落ちてくる。見上げると ハイジの本の挿絵にあるおおきなおおきなモミの木。
前庭の芝生も白亜のチャペルも 55年前と変わらずほっとする。
さすがに 学園の奥は 林だった緑のゾーンに 近代建築が美しく並んで 規模の大きな変化を実感する。
感無量の一日でした。 

posted by: | 銀の鈴編集室日記 | 09:05 | - | - |

2013.11.19 Tuesday

林 佐知子詩集 串田敦子/絵 ジュニアポエムno230

著者4冊目の詩集。
森羅万象を わかりやすいことばで表現する詩人。
今回は 3・11の東日本大震災に 詩人としての役割を真摯にみつめ ことばの力を信じてまとめた 祈りの詩集です。
ひとりでも多くのひとに元気の素になりますように・・・

こころとこころ

こころ と こころが
ふれあえば
ひとりは ふたりに
なります

こころ と こころが
ささえあえば
こころは つよく
なれます

だれかとつながる
こころです

posted by: | 銀の鈴編集室日記 | 18:56 | - | - |

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